道の駅たのうらら

買いたいもの、食べたいもの豊富に
地域の歴史と文化も伝える道の駅

 

2024年7月7日に誕生した「道の駅たのうらら」は「うみたまご」や「高崎山自然動物園」に近接し、国内有数の温泉地別府市にもわずか5分。観光にも絶好のロケーション。館内には半世紀前に廃線になった別大線の路面電車が展示され、2階フロアには西洋音楽発祥の地に因む交流スペースも。物産館には年間を通じて農水産物1200品種、加工品は700~800種が並ぶ。佐伯市蒲江のブリを筆頭に県内の鮮魚はもちろん、手軽に食べられる魚料理のレトルト商品も。海鮮丼や漬け丼などもテイクアウトできる。

 

買うならコレ たのうららオリジナルselection

「大分の厳選素材を使った逸品」と銘打ったのがこの「たのうららオリジナルselection」。「大分椎茸ごはん」「関サバ焼きさばごはん」「別府湾ちりめんごはん」の3種と大分県のブランド肉「豊後牛」「米の恵み豚」「大分ハーブ鶏」を使ったとろ煮3種がある。「豊後牛とろ煮」(1,300円)は生姜やにんにくの味がほのかに、しぐれ煮風の味わい。「米の恵み豚とろ煮」(1,000円)は豚肉の脂の甘みを引き出し、「大分ハーブ鶏とろ煮」(1,100円)は香草を加えて煮込むことでうま味をプラス。いずれも総菜や酒肴の一品に重宝する。

食べるならコレ りゅうきゅう丼

2階のフードコートには大分名物料理の「うまいもんめっけた」がテナントとして入っている。とり天定食、にら豚定食、しらす丼など6種類の大分名物料理とお子さまメニュー、カレー類が並ぶ。中でも「りゅうきゅう丼」(1,750円)は大分県の代表的な郷土料理。アジなどの魚を甘辛の醤油だれに漬け込んだ漬け丼だ。漁師の賄い飯であり、琉球の漁師から教わったのが始まりであり、「琉球丼」とされている。

コレも食べよう いも芋パフェ

1階のテイクアウト店は芋けんぴの「芋屋 金風」。芋けんぴはもちろん、ソフトクリームなどのひんやり系スイーツもある。「いも芋パフェ」(670円)はミルクソフトと紫芋ソフトのミックスに大学芋、紫芋のあんこのトッピング、そして蜜がかかり、まさに山盛りの甘いもの尽くし。甘いものは別腹でぺろりと食べられる。

大分マリー―パレス水族館うみたまご
大分マリーンパレス水族館うみたまご

周辺で楽しむなら 
大分マリーンパレス水族館「うみたまご」

別府湾に面し、水量1,250トンの大回遊水槽には90種1,500尾の魚が泳ぐ。水槽の中心にある擬岩の島の周りを海水が流れ、この形状により大小さまざまな魚が共存できるという。この形の水槽は約50年前にできた世界初のもの。リニューアル後も引き継いでいる。熱帯魚が泳ぐサンゴ大水槽は人工照明で日本初のサンゴ繁殖に成功した。アートコーナーではメタリックな魚の輝きや、透明感あふれるクラゲたちのゆらめきなど、海の生き物たちの美しさを極限まで高めた水槽を見ることができる。また、セイウチやイルカのパフォーマンスショーも楽しい。セイウチの腹筋や投げキス、イルカのジャンプ、トドが見せる「あっかんべー」など、思わず笑いが漏れる。

データ
所在地 大分県大分市神崎字ウト3078- 22
電話 097-534-1010
時間 9:00~17:00(最終入館16:30)
定休日
料金 高校生以上2,600円、小中生1,300円、4歳以上850円
大分マリーンパレス水族館「うみたまご」公式サイト 

高崎山自然公園
高崎山自然公園

周辺で楽しむなら 
高崎山自然動物園

別府湾沿いの国道10号に面した高崎山は、標高628mの釣り鐘型の山。大分市と別府市の境にある。高崎山と言えばやはり猿が思い浮かぶが、江戸時代初期の文献で当時から既に猿が棲息していたことが分かる。1952年(昭和27年)、当時の大分市長が農村被害防止と猿との共存を試みて餌付けを始めたのが現在の姿の始まり。翌年3月に高崎山自然動物園が開園した。当初はA群の220頭のみ。その後A群の頭数が増えて分裂し、B群、C群の3群になり、それぞれのボス猿が群れを仕切ってきた。A群は2002年6月1日を最後に寄せ場に姿を現さなくなり、現在はB・C群の2つの群れが寄せ場へ出現している。猿は人に馴れており、観光客のすぐ近くまで寄ってくる。専属スタッフの説明を聞きながら、ありのままの猿たちの様子を見てほしい。

データ
所在地 大分県大分市神崎3098-1
電話 097-532-5010
時間 9:00~17:00(最終入園16:30)
定休日 なし
料金 高校生以上520円 小中生260円 小学生未満無料
高﨑山自然公園公式サイト

柞原八幡宮本殿内

周辺で楽しむなら 
柞原(ゆすはら)八幡宮

高崎山自然公園から近く、二葉山(柞原山八幡)の麓に鎮座する神社。827年(天長4年)、延暦寺の名僧・金亀和尚が宇佐神宮のお告げを得て勧請した、というのが起源とされている。祭神は応神天皇、仲哀天皇そして神功皇后。宇佐神宮の分霊地、豊後一の宮(旧国弊小社)として国司・武家などから崇敬されてきた。安政年間に再建された八幡造りの本殿は国指定重要文化財。境内は見どころも多い。1866年(慶応2)再建の南大門には、古今の聖人や竜、花、鳥などが刻まれ、別名「日暮しの門」と呼ばれている。参道の石畳には踏めば願いが叶うと古くから言い伝わる「幸運の扇石」が。南大門の西にある樹齢3000年以上の大楠は樹高30m・根回りは34m・地上2mの幹回りは19mもある。幹の下部は空洞で大人が十数人も入る事が出来る。国指定天然記念物だ。さらに大友氏の時代にポルトガル人が寄せたと伝えられる根回り約6.4mの「ホルトの木」もある。

データ
所在地 大分県大分市八幡987
電話 0975-34-0065
時間 社務所8:30~16:00
柞原八幡宮公式サイト

道の駅たのうらら

大分県大分市神崎字梶原1228-9
097-529-7301
営業時間 9:00~18:00  11:00~21:00(LO20:30)
定休日 年末年始
アクセス 大分自動車道大分ICより13分
道の駅たのうらら

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